2014年01月30日
咲-saki-における『踏切』という背景
百合百合探検隊(久&美穂子)の記事を書いていた時に感じた。
踏切という若干「危険で怖い」イメージの場所を「親密な二人」の背景に使うのは独特だなあ……と。
そういえば、踏切ってシノハユのカラーシーンにあったような。
やっぱりあった。
でも、どうしてこのラストシーンで「踏切」を背景にしたのかな?
もしかして、「踏切」には何かしらの暗喩が込められている?
それとも、単純に「踏切」が好きだから?
この着想が、この記事の種。
というわけで!
踏切が描かれている表紙を抜き出してみた。
見つかるのは2つ。
本編の2巻と、阿知賀編の6巻。
全話の全ページを調査しなおしたわけじゃないのでなんともいえないんだけれど、現時点で見つかる4例の「踏切」はすべて二人組が登場し、しかもその「二人」の親密度は妙に高い。
・本編2巻表紙:和と咲
・阿知賀編6巻表紙:淡と照
・シノハユカラー:慕と閑無
・本編8巻作中:久と美穂子
どれも、公式に押されてるんじゃと思われるくらいの組み合わせばかりだ。
と……なると、やっぱり、「踏切」には「一線を超える/超えない」の暗喩でも含まれているんじゃないかと思ってしまう。(ただし、踏切という暗喩が「一線」だとして、それを超えた感じで描かれているのは、「久と美穂子」と「和と咲」だけ。淡と照の組み合わせは、照がいるところに淡がやってきた感じ。慕と閑無は踏切のそばを二人が歩いている感じ)
もちろん、ここらに意味はなく、単純に踏切が好きなだけかもしれない。
最初に和と咲で踏切を描いたのを心の奥底で覚えていて、「踏切=親密な二人」というイメージが残って、以降踏切を書くときに、自然と親密な二人のチョイスをし続けたのかもしれない。
真相は不明だけれど、現象としては面白い。
後、表紙でいうなら、「坂(階段)」とか「水辺」、「橋」とかが多めに使われている気がするんだけれど、何かしらの統一された法則とかあるのかなあ……。
追記。
背景や場所に何かしらの暗喩を仕込む手法は、いろいろな作品で結構使われている。
一番有名なのは、「天候」。
主人公の心が曇るときは曇り、悲しんでいる時は雨。
黄昏れる時は夕方で、頑張った時は太陽が輝いている。
すべてが終わって新しい世界になった時は、きれいな朝日が登る。
場所だと、電車のホームとかが、恋愛もので使われているのを見かける。
別のホームで線路を挟んで向かいあう二人というシチュエーションは、「行き先の違う電車に乗る」というイメージから、「すれ違い」や「意見対立」のシーンで採用されることが多い。(線路を挟んだホームで言い合うこともできず、顔を合わせていてもそのすれ違いが続くというのがなんともまた……)
全部が全部仕込まれているわけはないのだけれど、実際そういうケースもあるってことで。
2014年01月26日
EDが超可愛かった 咲-Saki-全国編 第3局「始動」
すばら可愛い!
全国編に入って顔の書き方が変わってる印象。
キャラの顔を顎を含めての五角形と考えた場合、阿知賀編に比べて全国編は両横の線が短めになっている感じ。(あるいは、目の位置が若干低めになっている? こっちかも……)
多分、それによって、ロリ系のキャラがより可愛くなっている印象。
マホっちののどっちを真似した速切り!
咲の一期で残念だったのは、のどっちがゆっくり切っていたこと。
のどっちの超速切りはデジタル……というか「コンピューター麻雀」の象徴(クリックすればすぐに牌が河に置かれることの代理)だと思っているので、可能なら全国編で超速切りを採用して欲しい……。
「咲らじ」の第二回分放送で、このマホに注意する時の演技がどんなニュアンスを含んでいたのか、というのを、和役の小清水亜美さんが語っている。(ざっくり抜き出しなので、若干拾えてない言葉はあるかも)
「和がね、マホに対してね、ちょっとこう、怒るというか、忠告する台詞があったんだけど。
もうねえ、その時のねえ、気持といったらなくて。
もう、なんかこう、言っている内容をね、ぜひチェックしていただきたいところではあるんですけど。
まあ、マホさんごときが、咲さんの真似をするなと。
100年速いのです!
──みたいな。
そうそうそう。
リンシャンで、和了り続ける、などと……! みたいな。
気持ちで、こうちょっと注意をするのが、こう、口調がきつくなりつつあるみたいなね。
気をつけろー、私気をつけろー、みたいな。
のを、こう、当時ね、アフレコした時にちょっと、ありましたね。葛藤が。
咲さんの真似をするな! と。
そうそうそう。
本当にね、その気持でのね、あのね、お叱りでしたよ」
……小清水亜美さんののどっちへの入り込み方がすごい。
そして、和の咲さん愛がすごい。
なお、この発言が収録されている第2回の放送は、1月
いじけてる咲さん可愛い。
ちゃちゃのんは個人戦に広島代表として出てくれると信じてる。
佐藤さん、かなり好み。
こういう真面目系さんが変人に振り回される図が好きなのかも。
しかし、まさか、戒能プロが解説役とはっ。
(実は三尋木プロが担当するんじゃないかと期待してた)
偶然撮影されたホラーな一瞬。
対戦したはずのムッキーが回想にいないよ!
と言いたいがためにスクリーンショットを撮ったんだけど。
余裕で切り。
を鳴いてタンヤオに取れる形が有利だと思う。
エンディングでは、この時のエイスリンの動きが至高。
ゆる系エンディングの歌は他にも永水バージョンと宮守バージョンがあるみたいなので楽しみ。
ちょこっとでいいから、アニメーションの部分も変わるといいなあ。
amazon.co.jp:TVアニメ 咲-Saki-全国編 オリジナルサウンドトラック
2014年01月24日
伊豆大島台風26号土石流災害の義援金を寄付してきました & 『ビビッドレッドオペレーション』における「墜落と救出」 & その他構図分析
伊豆大島台風26号土石流災害の義援金を募金してきました。
と、いうわけで。
照れ隠しに伊豆大島つながり──ビビッドレッドオペレーションの考察を簡単に。
■ ビビッドレッド・オペレーションにおける「墜落」の対比
主人公の一色あかねは一話スタート時点では高所恐怖症。
それでも、木から落ちた小鳥の雛を巣に戻そうとするやさしさがある。(胸元に雛)
これが最初の墜落と救出。
高所恐怖症は母親が大けがをしたことが原因。
この後、高所から落ちて母親は重態。
あかねはトラウマを植え付けられる。
1話の見せ場はその高所恐怖症にもかかわらず、あおいを助けに飛び降りるシーン。
これらで描かれた「墜落と救出」というテーマは、それ以降の話でも現れる。
7話の最後、あかねがアローンの攻撃を受けて墜落していくシーン。
これ、おそらくは1話との対比。
1話で助けられたあおいだが、7話ではあかねが落ちていくところを助けられない。
このことが頭にあると、7話最後のあおいの表情アップがより深く理解できる。
また8話でのあおいの超頑張りにより強く感情移入できる。
12話であおい、わかば、ひまわりの三人が離脱するシーンが落ちていくシーンになっているのもこのテーマの延長であり応用。1話の鳥の雛から始まる「落ちる=助けようとする」の連鎖がここで一旦断ち切られ、あえて助けずに前に進むあかねが描かれる。
それにより、れいを助けようとする思いの強さが浮き彫りになる。
そして、れいとの再会のシーン。
あかねが下方に飛んだ果てに、助けを求めているれいがいる。
(降下=トラウマのはずだが、それを超えてもれいにたどり着きたいという願い)
以上、ビビッドレッドオペレーションにおける「墜落と救出」をテーマに抜き出し。
一度二度見ていただけなので、わかりやすい上記構図しか抜き出せなかったけれど、こういうのは他にもありそう。
ボスが黒いカラスで、れいが飼っているのが青黄緑のインコ(赤色がない)とかも、たぶんシナリオを意識したカラーリングだろうし。そもそもアローン(独り)に対抗するのがドッキング(結合)って時点で、設定のお遊びを色々と仕込んでるってのは推察できる。
■ 他の作品──「さんかれあ」における墜落の対比
こういう墜落=落ちるを軸に対比する作品は他にもある。
「さんかれあ」のれあがゾンビになるきっかけは、崖から落ちたことだ。
その時、主人公の千紘は何もできず、見ているしかなかった。(画面右端)
その時の悔いを克服するのがさんかれあ8巻で描かれる。
落ちていくれあに手を伸ばし、千紘は墜落を食い止める。
これは1話でのトラウマの直接的な克服という意味合いを持つ。
(『さんかれあ』のアニメに関してはこれ以外にも、物凄く沢山の暗喩や対比があるんだけれど、今は語る時間がないのでまたいつできたら。……できるのかいね……)
■ 対比構図やその他分析について
さて……。
ビビッドレッドから始まって止まらなくなったいろいろな作品の構図分析だけれど、こういった箇所が自然に見えてくるようになると、キャラの心理の推察や、物語の分析、作者が言いたいことや、こっそり仕込まれたお遊びのへの理解が進み、作品がより面白く読める。
こういう「気づき」は物凄く堂々と書かれていても、意外と見落としてしまったりする。
たとえばゆゆ式。
12話でのアイキャッチなんだけど、これ各キャラの視線が好きな人を向いていたり。(『ゆゆ式』のアニメって軽く流されているけれど、あれスタッフ陣がゆゆ式という作品を妥協なく考えて作った逸品。分析結果を全部上げたいけど……時間ない……)
たとえば『ニセコイ』の漫画版。
このシーンとこのシーン、台詞が似た風に合せられていたりする。
言った二人の怒りの大きさ=怒鳴ってしまうほど想いの度合いは同じ、的な意味なのだろう。(両方とも、その時一番大事に思っているものに関する会話での怒りだしね)
咲-saki-関連の構図分析は、このブログにいくつかありますので、よろしければ御覧ください。
関連記事:東横桃子と加治木ゆみシナリオに関する一考察
関連記事:長野決勝副将戦におけるキャラ構図の見事さについて
関連記事:池田と笑顔と泣き顔と(池田華菜にまつわるシナリオ考察)
と、いうわけで。
照れ隠しに伊豆大島つながり──ビビッドレッドオペレーションの考察を簡単に。
■ ビビッドレッド・オペレーションにおける「墜落」の対比
主人公の一色あかねは一話スタート時点では高所恐怖症。
それでも、木から落ちた小鳥の雛を巣に戻そうとするやさしさがある。(胸元に雛)
これが最初の墜落と救出。
高所恐怖症は母親が大けがをしたことが原因。
この後、高所から落ちて母親は重態。
あかねはトラウマを植え付けられる。
1話の見せ場はその高所恐怖症にもかかわらず、あおいを助けに飛び降りるシーン。
これらで描かれた「墜落と救出」というテーマは、それ以降の話でも現れる。
7話の最後、あかねがアローンの攻撃を受けて墜落していくシーン。
これ、おそらくは1話との対比。
1話で助けられたあおいだが、7話ではあかねが落ちていくところを助けられない。
このことが頭にあると、7話最後のあおいの表情アップがより深く理解できる。
また8話でのあおいの超頑張りにより強く感情移入できる。
12話であおい、わかば、ひまわりの三人が離脱するシーンが落ちていくシーンになっているのもこのテーマの延長であり応用。1話の鳥の雛から始まる「落ちる=助けようとする」の連鎖がここで一旦断ち切られ、あえて助けずに前に進むあかねが描かれる。
それにより、れいを助けようとする思いの強さが浮き彫りになる。
そして、れいとの再会のシーン。
あかねが下方に飛んだ果てに、助けを求めているれいがいる。
(降下=トラウマのはずだが、それを超えてもれいにたどり着きたいという願い)
以上、ビビッドレッドオペレーションにおける「墜落と救出」をテーマに抜き出し。
一度二度見ていただけなので、わかりやすい上記構図しか抜き出せなかったけれど、こういうのは他にもありそう。
ボスが黒いカラスで、れいが飼っているのが青黄緑のインコ(赤色がない)とかも、たぶんシナリオを意識したカラーリングだろうし。そもそもアローン(独り)に対抗するのがドッキング(結合)って時点で、設定のお遊びを色々と仕込んでるってのは推察できる。
■ 他の作品──「さんかれあ」における墜落の対比
こういう墜落=落ちるを軸に対比する作品は他にもある。
「さんかれあ」のれあがゾンビになるきっかけは、崖から落ちたことだ。
その時、主人公の千紘は何もできず、見ているしかなかった。(画面右端)
その時の悔いを克服するのがさんかれあ8巻で描かれる。
落ちていくれあに手を伸ばし、千紘は墜落を食い止める。
これは1話でのトラウマの直接的な克服という意味合いを持つ。
(『さんかれあ』のアニメに関してはこれ以外にも、物凄く沢山の暗喩や対比があるんだけれど、今は語る時間がないのでまたいつできたら。……できるのかいね……)
■ 対比構図やその他分析について
さて……。
ビビッドレッドから始まって止まらなくなったいろいろな作品の構図分析だけれど、こういった箇所が自然に見えてくるようになると、キャラの心理の推察や、物語の分析、作者が言いたいことや、こっそり仕込まれたお遊びのへの理解が進み、作品がより面白く読める。
こういう「気づき」は物凄く堂々と書かれていても、意外と見落としてしまったりする。
たとえばゆゆ式。
12話でのアイキャッチなんだけど、これ各キャラの視線が好きな人を向いていたり。(『ゆゆ式』のアニメって軽く流されているけれど、あれスタッフ陣がゆゆ式という作品を妥協なく考えて作った逸品。分析結果を全部上げたいけど……時間ない……)
たとえば『ニセコイ』の漫画版。
このシーンとこのシーン、台詞が似た風に合せられていたりする。
言った二人の怒りの大きさ=怒鳴ってしまうほど想いの度合いは同じ、的な意味なのだろう。(両方とも、その時一番大事に思っているものに関する会話での怒りだしね)
咲-saki-関連の構図分析は、このブログにいくつかありますので、よろしければ御覧ください。
関連記事:東横桃子と加治木ゆみシナリオに関する一考察
関連記事:長野決勝副将戦におけるキャラ構図の見事さについて
関連記事:池田と笑顔と泣き顔と(池田華菜にまつわるシナリオ考察)
2014年01月22日
慕におけるイーソーと鳥の暗喩
咲-saki-には、そのキャラを象徴する牌のようなものがある。
咲の象徴牌は、(花)。
衣の象徴牌は、(月)。
参考記事:長野県決勝戦における「花」の咲と「月」の衣
シノハユの慕における象徴牌は、最初の画像に上げたように、(鳥)。
それを以下見ていく。
「おかーさん…………」とつぶやいた時にアップになっている牌が。
見上げた時に見えた親子鳥。
ここで慕はおかーさんの事を思い出し、麻雀大会への参加の意思を確定させる。
慕の見せ場。
が三枚揃う和了。
親子鳥が「慕、おかーさん」の暗喩なので、三匹の鳥は「慕、おかーさん、リチャードソン(父代理)」ということなんだと思う。実際、幸せな家庭がある生活を取り戻すために、慕は麻雀を打ってるんだし。
ゲットしたメダルにも鳥が。
最後、リチャードソンと仲直りした時も、最後にはまる牌は。
これら画像以外にも、沢山のと鳥の描写がある。
そもそも……と言ってはなんだけど……。
単行本の折り返しのところにあるのが、以下のイーソーの画像だしね。
2014年01月19日
お風呂シーンが贅沢な 咲-Saki-全国編 第2局「応援」
OPで一番好きな一瞬。
鹿倉胡桃の人指し指がふにょんとしなって指すその動き。
ちゃちゃのんっ!
来週くらいに登場する可能性が高いんだけど、声優さん誰になるんだろ。
副会長のロリコン疑惑だけど、実は副会長ではなく映しているカメラマンの方だと思う。
カメラに映っている人と、カメラを撮影している人は違う、というのはミステリでも錯誤トリックとして使われたりするので、染谷まこが間違うのは仕方ないかも……と思っていたり。
全国編に入ってからロリの作画に力が入っている気がする。
タコスの動きとかをみても愛されている感じがするので、作画の人たちに可愛い系が得意な人が集まっているのかもしれない。
この時の「うん、うん」は全国編第二話の中でもっともキュンと来たシーン。
上埜さんの前では自然に開眼するキャプテン。
でも、次、みはるん、タコス、池田が近寄ってきた時、閉じられる。
……池田……。
この透明オーラ好き。
マホっちもすごく可愛く描かれている気がする。
それとエンディング入りの時のデジタルエフェクトの眼!
あれが超好き。
全国編は今のところ新要素が少ないので、申し訳ないけど書くことが少ない感じ。
闘牌シーンになってきたらアニメオリジナルが増えそうなので、その頃からが本番かも。(特に、次鋒戦。後、大将戦の最後の最後もそれなりに描かれるんじゃないかと思ってたり)
しかしっ。
最速なら今晩放送される三校での合唱エンディング──『この手が奇跡を選んでる』(姫松高校、永水女子高校、宮守女子高校)は超楽しみ!(まだ先かもしらんが)
2014年01月17日
百合百合探検隊(久&美穂子)
※このコンテンツの半分はネタで、半分はボケでできています。
■ 百合百合探検隊
我々百合百合探検隊は、またひとつの真相を探り当ててしまった。
まずは、以下の会話をご覧頂きたい。
……おわかりいただけただろうか?(心霊番組風に)
この短いやりとりの中から、ある事実が浮かび上がる。
咲は風越との相部屋を知らなかった。
──そう。
竹井久は風越と相部屋になることをみんなに隠していたのだ。
■ どうして竹井久は風越との相部屋をみんなに教えなかったのか?
これがわからない。
サプライズということも考えたが、それはない。
風越が相部屋と言うのは事前に伝えておくべき情報だからだ。
となると結論はひとつだ。
竹井久は何かしらの理由で、風越との相部屋を伝えることができなかった──。
……だが、どうして?
決定から宿泊までの時間が短すぎて言うタイミングを逃した、ということはありえない。
宿泊施設である以上、相部屋は事前に申請していたはずだから。
そうすると、言い出さなかった理由は竹井久個人にあることになる。
■ 言い出さなかった理由は何だったのか?
相部屋の話はこっそり進められていたのだろう。
だがそれ自体は言い出せない原因にならない。
決まった段階で、「風越のキャプテンと二人で決めたんだけどさ」と言えばいいだけなのだから。
隠すべきことじゃない。
だが、竹井久は相部屋であることを部員たちに伝えることができなかった。
どうしてだろうか?
我々取材班は、ある仮説に思い至った。
仮に惚れた腫れたが絡んでくるなら、秘密にしてしまうのも当然ではなかろうか──と。
もちろん、相手は相部屋を一緒に決めた福路美穂子。
「上埜さん……」に代表されるように、福路美穂子から竹井久への思いは強い。
それが実った可能性はというのは少なくはない。
彼女との恋を隠したかった竹井久は、部員たちに勘ぐられないように相部屋の話をしなかった……、これはありうるのではないだろうか。
■ 竹井久と福路美穂子の仲の良さ
部キャプという組み合わせがもてはやされるだけあって、竹井久と福路美穂子の二人は仲が良い。
福路美穂子の右目が自然に開くのは、竹井久相手だけだ。
公式からして部キャプの組み合わせを支援している。
全国編第一話のEDでも、久と美穂子が二人で買い出しに行っている描写があった。
実は、ここにもヒントが埋まっていた。
袋に描かれている800屋というロゴに注目し、単なる買い出しではない──と指摘された方がいる。
私的素敵ジャンクにて沢山の名記事を書かれてきたhannoverさんである。
竹井久と福路美穂子は800屋にて二人っきりでスイーツを楽しんでいた。
他を差し置いてのデートである。
このように、二人が予想以上に急接近していた事実が、わずか一つのロゴをもって、ひっそりと──だが明確に描かれていたのである。
■ そして見つかった決定的な証言
ここまでは、それぞれ思わせぶりなシーンを継ぎ合わせた憶測にすぎないかもしれない。
だが我々取材班は、それらすべてをつなぎ、一気に真実へと塗り替える決定的な発言に気付いてしまった。
……おわかりいただけただろうか?
実は、この発言、少々おかしい。
なぜか。
「ここでの生活に慣れること」を優先するという宣言だが、この発言とは完全に矛盾する選択を行っているためだ。
よく考えて欲しい。
二人が決定した「相部屋」は、環境に慣れる要素になりえるだろうか。
答えは否だ。
普通なら、宿泊する部屋に他校が混ざることは邪魔でしかない。
この矛盾を解決するには、視点を変えなければならない。
竹井久個人、そして福路美穂子個人にとっては、相部屋こそが慣れている環境だと。
……いや。
ここまで来てぼやかす必要は無い。
はっきり、くっきり、具体的に言ってしまえば、竹井久と福路美穂子にとっては、二人一緒にいることこそが慣れている環境──ベストな状態なのだ。
それはつまり、竹井久と福路美穂子が一緒にお泊りした日々があったことを示唆している。
竹井久と福路美穂子が同じ布団に寝そべって、インターハイの相部屋の計画を進めている──。
そんなイチャイチャしている様子が目に浮かぶようではないか!
■ 結論
まとめよう。
・竹井久と福路美穂子は二人で一緒に過ごしたことがある。
・そのことは二人だけの秘密だった。
・それが影響して口が重くなってしまい、相部屋のことは言えなかった。
・今でも二人は誰にも打ち明けずに二人だけの恋を続けている。
これが今回、我々百合百合探検隊が、各所に散りばめられた台詞を分析して辿り着いた真実である。
原作にもアニメにもあるこのワンカットが実に意味深ではないか。
描かれたのは、「踏切」を渡りきった二人の笑顔。
二人の行く先には、鳴り響く警報も、道を防ぐ遮断機もない。
それらはもう、通りすぎてしまったのだ──。
関連記事:百合百合探検隊(怜と竜華)
■ 百合百合探検隊
我々百合百合探検隊は、またひとつの真相を探り当ててしまった。
まずは、以下の会話をご覧頂きたい。
咲「あれ? ってことは もしかして」
華菜「そう 風越と清澄は相部屋なんだ」
……おわかりいただけただろうか?(心霊番組風に)
この短いやりとりの中から、ある事実が浮かび上がる。
咲は風越との相部屋を知らなかった。
──そう。
竹井久は風越と相部屋になることをみんなに隠していたのだ。
■ どうして竹井久は風越との相部屋をみんなに教えなかったのか?
これがわからない。
サプライズということも考えたが、それはない。
風越が相部屋と言うのは事前に伝えておくべき情報だからだ。
となると結論はひとつだ。
竹井久は何かしらの理由で、風越との相部屋を伝えることができなかった──。
……だが、どうして?
決定から宿泊までの時間が短すぎて言うタイミングを逃した、ということはありえない。
宿泊施設である以上、相部屋は事前に申請していたはずだから。
そうすると、言い出さなかった理由は竹井久個人にあることになる。
■ 言い出さなかった理由は何だったのか?
相部屋の話はこっそり進められていたのだろう。
だがそれ自体は言い出せない原因にならない。
決まった段階で、「風越のキャプテンと二人で決めたんだけどさ」と言えばいいだけなのだから。
隠すべきことじゃない。
だが、竹井久は相部屋であることを部員たちに伝えることができなかった。
どうしてだろうか?
我々取材班は、ある仮説に思い至った。
仮に惚れた腫れたが絡んでくるなら、秘密にしてしまうのも当然ではなかろうか──と。
もちろん、相手は相部屋を一緒に決めた福路美穂子。
「上埜さん……」に代表されるように、福路美穂子から竹井久への思いは強い。
それが実った可能性はというのは少なくはない。
彼女との恋を隠したかった竹井久は、部員たちに勘ぐられないように相部屋の話をしなかった……、これはありうるのではないだろうか。
■ 竹井久と福路美穂子の仲の良さ
部キャプという組み合わせがもてはやされるだけあって、竹井久と福路美穂子の二人は仲が良い。
福路美穂子の右目が自然に開くのは、竹井久相手だけだ。
公式からして部キャプの組み合わせを支援している。
全国編第一話のEDでも、久と美穂子が二人で買い出しに行っている描写があった。
実は、ここにもヒントが埋まっていた。
袋に描かれている800屋というロゴに注目し、単なる買い出しではない──と指摘された方がいる。
私的素敵ジャンクにて沢山の名記事を書かれてきたhannoverさんである。
ググってみたら、渋谷のおしゃれな和スイーツ屋が出てきたんだけど、これ買い出しじゃなくて本当にただデートしてただけなんじゃないの。
800や http://t.co/Z2M9VyBWh1
— hannover (@hannover03) 2014, 1月 6
竹井久と福路美穂子は800屋にて二人っきりでスイーツを楽しんでいた。
他を差し置いてのデートである。
このように、二人が予想以上に急接近していた事実が、わずか一つのロゴをもって、ひっそりと──だが明確に描かれていたのである。
■ そして見つかった決定的な証言
ここまでは、それぞれ思わせぶりなシーンを継ぎ合わせた憶測にすぎないかもしれない。
だが我々取材班は、それらすべてをつなぎ、一気に真実へと塗り替える決定的な発言に気付いてしまった。
久「うん。まずは、ここでの生活に慣れないと」
……おわかりいただけただろうか?
実は、この発言、少々おかしい。
なぜか。
「ここでの生活に慣れること」を優先するという宣言だが、この発言とは完全に矛盾する選択を行っているためだ。
よく考えて欲しい。
二人が決定した「相部屋」は、環境に慣れる要素になりえるだろうか。
答えは否だ。
普通なら、宿泊する部屋に他校が混ざることは邪魔でしかない。
この矛盾を解決するには、視点を変えなければならない。
竹井久個人、そして福路美穂子個人にとっては、相部屋こそが慣れている環境だと。
……いや。
ここまで来てぼやかす必要は無い。
はっきり、くっきり、具体的に言ってしまえば、竹井久と福路美穂子にとっては、二人一緒にいることこそが慣れている環境──ベストな状態なのだ。
それはつまり、竹井久と福路美穂子が一緒にお泊りした日々があったことを示唆している。
竹井久と福路美穂子が同じ布団に寝そべって、インターハイの相部屋の計画を進めている──。
そんなイチャイチャしている様子が目に浮かぶようではないか!
■ 結論
まとめよう。
・竹井久と福路美穂子は二人で一緒に過ごしたことがある。
・そのことは二人だけの秘密だった。
・それが影響して口が重くなってしまい、相部屋のことは言えなかった。
・今でも二人は誰にも打ち明けずに二人だけの恋を続けている。
これが今回、我々百合百合探検隊が、各所に散りばめられた台詞を分析して辿り着いた真実である。
原作にもアニメにもあるこのワンカットが実に意味深ではないか。
描かれたのは、「踏切」を渡りきった二人の笑顔。
二人の行く先には、鳴り響く警報も、道を防ぐ遮断機もない。
それらはもう、通りすぎてしまったのだ──。
関連記事:百合百合探検隊(怜と竜華)
2014年01月12日
咲-saki-全国編01「上京」
ようやく始まりましたよ、咲アニメ全国編!
阿知賀編の時と同じように、これから咲漬けの日々が始まるのです。
第一話を見て驚いたことがひとつ。
阿知賀編はTV放送までが『怜-toki- 千里山編』で、追加分が『穏-shizu- 阿知賀編』という感じだったんだけど、今回の全国編は『塞-sae- 宮守編』を意識した構成にするのかな……と思えること。
キャストの紹介も、清澄の次に宮守だったし。(その後で永水、姫松)
というわけで、ひとまずこちらを貼っておきますね。
多治比真佑子ちゃん、個人戦出てきてくれないかなあ。
で、宮永照、荒川憩、辻垣内智葉、とか魔物級に囲まれて欲しい……。
あるいは、小走やえ、佐々野いちごという似たもの三人が同卓になって火花を散らしている最中、最後に現れたのが宮永咲とか。
大沼プロ……声がついただけで超格好良くなった。
男性プロだけの超絶能力麻雀バトルも見てみたい。
…………。
……「リザベーション、フォー!(男子)」「ビビクン(男子)」とかになるわけか……?
……やっぱり見たくない……。
薄墨初美、実は漫画版だと全然興味なかったんだけど、アニメだと全国編で戦う相手の中でトップレベルに可愛いキャラな気がする。
透華、スタイルがのどっちに近くなってる気がする……。
これはもしかしてあれか? タコスの言うのどっちのおっぱいを吸いまくってたから夏までには大きくなってるってやつか?
「ここ、どこ……?」の声は絶品。
声優さんすげえ。
こっそりもじもじしているセーラ可愛い。
真屋由暉子ちゃん可愛い。
獅子原爽の髪色が赤で強そう。
このお餅だとステルス絶対にできないというか、むしろ男どもの視線はお餅に向いてモモ以外の全員が視界から消えそう。
オープニングの時のイラストもそうだったけど、エイスリンが描いた絵では、エイスリンの隣に白望がいる。
この絵は独占欲の影響だというヤンデレエイスリンのSS早よ。
普通に考えると一番仲がいいのは白望ってことなんだろうけど。
あと、背景が山ってところに若干メタファーが入ってるのかなあ……と。
トーナメントという「山」の頂点を目指す作品だし。(だから、かな……、穏乃と咲の能力は山がらみ。それらを意識してかは知らんが、トーナメント表の画像も中央部が漢字の「山」に見えたりする)
と言うわけでっ!
これからもニコニコに合わせた更新をしようと思っています。(コメントによって色々な気づきを得られるので、がっつり分析しながら見るのはニコニコに合わせて、というスタイルになってしまった)
ただし、ニコニコがなければ、大阪放送の後、何日かして……という感じになるかと。(生放送とチャンネルはあるのは確実ですが、最新話放送後一週間無料とはかかれていない気がするので、一応警戒。2013年秋の番組で、そういうのがいくつかあったので)
これから約三ヶ月お付き合いくださいませ。
2014年01月04日
減ったァ / 咲-Saki- 第121局「危機」
ちょっとアンニュイな部長。
部長は若干、弱気になるときがあって、長野の決勝戦の最初の配牌でも和のことを思ったりしていた。(そうなのだ。長野の時から「緊張」→「自分らしく」の流れは描かれていたのだ。なお全国二回戦でも同様に弱気からスタート。相手が強かったため、そこからの立ち直りが遅れている)
「ネリーはお金がいるの」はストレートな欲望。これが咲ではどう描かれるかが気になる。
お金を求める欲求は、他の高校バトル漫画だとやられる系のフラグに近いんだけど、そろそろそういった欲求を肯定した上で強いキャラってのも見たい気もするので。
風神らしく、「南」という風を手にした和了。
「減ったァ」の時の顔が堂々としてて超好き。
でも、同時に恐ろしくもある。
これ揺杏自身の性格もあるんだろうけど、後ろに控えている二人──獅子原爽と真屋由暉子が、愛宕洋榎&竹井久&雀明華級なので、このクラスなら毎日やってるなー、とでも思っているのですごくゆとりがあるという裏がありそう……。
爽と由暉子は超強そうだし。
3強1弱かつその1弱が飛び終了に近づいているため、久は揺杏を守りつつ、しかも上の二高を蹴落とさなければならないというシチュエーション。
こういうのすごく好き。
四人打ちという形式でしか成り立たないため、他の文系バトルものではまず見られない独特の状況なので。
(そういや、すばらの『誰も飛ばさせない』も好きだった。あれも四人打ちでしか成り立たない思考)
ってわけで、明日1月5日から全国編アニメ
感想は、現在関西なので二日遅れの更新になりそう。
とは言え、現在意外と忙しく、かつじっくりとそれなりの高画質でやりたい気もするので、約一週間遅れとなるニコニコ待ちになるかも。