今回は、おそらく──、
1.「鳴けたら鳴くと決めていた真屋由暉子」と、
2.「鳴くことに躊躇した愛宕絹恵」の対比。
(深読みするなら、鳴く鳴かないの判断が完全に決まっているが故に強い原村和も対比の中に入っている。愛宕絹恵の判断が違えば、原村和が高い手を和了っていたのだから)
こんな風に、似たような牌姿を描写することで、打ち方の違いを表現する対比は他の麻雀漫画でも見られる。
参考として、『牌賊オカルティ』3巻の闘牌描写から。
両者ともに發を雀頭にしている似た形。
シャボに取るか、カンチャンに取るかで二人の選択を違わせている。
それにより、デジタルとオカルト、それぞれの打ち方を表現している。
喰い替えとは──。
多くの場所で禁止されている鳴き方。
たとえば、とある形から、を鳴いてを切ることはできない、というルール。文字通り、喰い(=鳴くこと)によって自分の牌と出た牌を替えること。
追記。
すみません。これ、完全に勘違いでした。
をつかむのはダヴァンになります。
で、次にを引き入れ、で真屋由暉子からロンできていましたね……。
以下、仮定の話。
もしこの仕掛けをせず、最初に出たを鳴いていたらどうなったか?
「意思の強いものが和了りきる」というものが対比で表現されていたとするなら、原村和の切ったで和了っていたんじゃないかと思ったり。