
一順先を読むもの、園城寺怜。
彼女の能力の全貌が、『第九話』で明らかになってきた。
今回は過去の記事でわかっていなかった部分を中心にまとめてみたい。
関連記事:園城寺怜の能力はどれくらい強いのか?

■ 一巡先とはどこからどこまでのことなのか?
これは単純にひと巡り先の世界を見ることらしい。
よって、相手の切った牌、リアクション、次ツモる牌、和了形などが確認できる。(後述するが、この和了形を確認できる部分が無茶苦茶強い)
なお、能力発動演出の時、自分のツモから照の和了まで、約1.25巡見ているように見えたかもしれないが、この時の捨て牌をよく見ると、自分が切った後、つまり照がツモった時に改めて能力発動していることがわかる。
よって、一巡はあくまで一巡だが、能力発動は他家の時にもできるということらしい。

■ 能力発動のタイミング
自分のツモ番だけでなく、相手のツモ番でも発動できるらしい。
リアルタイムで常時チェックとは行かないようだが、何度も再発動できるようだ。
また、このチェックはほぼ一瞬で行われるらしい。
『第九話』では照のツモ切りの前に、一巡分のチェックをしていた。
ここから推察するに、能力発動時は怜の認識以外は時間が止まっている可能性もある。

■ 相手の和了形が見えるということ
これが物凄く強い。
お陰で最高級の守備力を誇る。
なぜなら、あの天江衣ですら、相手の和了り形までは確認できないのだから。
和了形を確認すれば後は簡単。
和了り牌さえ切らなければ、振り込むことはない。

■ 二順くらい見えなくなるデメリット
「けど見えたのに反応して、自分の行動を変えると、二順くらい経つまで、何も見えへんなるん」
この「二順くらい見えなくなる」というのはどれくらいのデメリットなのか?
結論から言うと、あまりない。
すでに一巡分は確認しているので、見えなくなるのはニ順のうちの残り一巡+α。
自分の行動を変える理由は主に二つ。
片方は一発狙いのためのリーチ。
リーチの場合は、どのみちそのあとはツモるか、ずらされてツモ切り続きなので見えなくなっても同じ。
もう一方の相手の和了を阻止する場合でも、すでに和了形を確認している。
もし他家にもテンパイが入っていた場合でも、先の一巡を見ている分、降りやすい。
一巡だけなら現物はたくさんあるだろうし、そうそう困ることはない。(困ったところで、適当に切っても刺さることはそんなにない)
コレ以外は、前回と今回挙げている様々なオプションによる行動変更があるが、レアケースが多い。といっても、そのレアケースをトータルすればそれなりの数になるかも。
あと、浮き牌処理やカンチャン選択、シャボ選択、単騎選択などの裏目。
ただし、一巡内で裏目るか、となると、半荘程度じゃほとんど無い気もする……。

■ 前回からの思いついたオプション
◆ 必要牌を相手がツモ切る未来が見えた場合、「今切った牌を哭く」ことで、奪うことができる。
◆ 高め低めによる打点差がある手を相手がテンパイしている場合、安めを差し込むことができる。
◆ カンドラ(や裏ドラ)が先にわかるために有利に。(ただし裏ドラまでわかるかは未確定)
◆ 複数のリーチがかかったときは意外と点数調整のチャンス。哭いてずらすことで、Aのツモだった未来を、BからAへの振り込みなどに変更できる。(追記・先鋒戦オーラスで使われたのがこれ! やった! 書いといてよかったー!)
◆ ツモ切られた牌、および自分のツモだった牌を先に確認しているので、もし哭きによってずれた場合、それらを手にいれたかどうかで、手牌読みの重要な材料になる。
◆ どうやら時間が止まっているらしいことを踏まえると、手切りツモ切りのチェックが簡単に。
◆ 咲では語られることがないだろうが、イカサマの確認や、通しの分析などにも使えそう。
ただし、オプションはあくまでオプション。
特別なケースや強烈な裏目(ドラを手放したら次順ドラが来たとかそんな時)以外は無視して、振り込まない状態を維持するのが恐らく一番強い。

■ 結論
怜に勝てるのは支配能力付きの魔物か、トップクラスの能力者くらい。
無能力なら、無能力で最強くらいの力がないと無理だと思われる。
実際、ランキング2位の千里山の稼ぎ頭、江口セーラがその座を譲ったわけだし。

■ その他
◆ グリーンアイドモンスターはあくまでネタだったようだね、明智くん。まあでも、竜華×玄の薄い本と、それによって怜が緑の目で嫉妬する薄い本が出る未来が俺には見えるっ! 見えるぞぉ!
◆ 緑色だけに減色されるが、連続発動で脳内リプレイができるのは重要である。例えば、竜華のツモ時に大きなお餅がプルンと揺れたらそれをリプレイしたに違いない。これは全日本男子が憧れる重要な能力! ああ……。怜、恐ろしい子……!
できたらアクセルワールドになってしまう。
それはそうと安い方に狙って差し込めるのならば、照の安い方に差し込み続ける事で、打点制限のある照のロンを妨害できたりするのかな。
自分が切る牌を含めて一巡先を予知してるはずだから
ツモが裏目る未来を予知して切る牌を変えることでも該当するはず
邪魔はできると思います。
もしかしたら、それが突破口になるのかもですねー。
>一巡先が読めようと関係ない、という支配能力が無いと怜には勝てませんね…
そうなると思います。
物凄く強い能力者や、最高級の打ち手なら別かもしれませんが、それでも正直五分五分の可能性があるくらい、怜の能力は強いですね。
>行動を変える機会は割と頻繁にあるんじゃないかなぁ
なるほど!
私が色々と上げたオプションのやつですね。
でも、一巡先の裏目って実はあんまりなくて、イーシャンテンの時を除いてはあまり発生しないと思っています。(リャンシャンテンなら他に切る牌がありそうなので)
とは言え、オプションをすべて足していくと結構な数になるとおもいますので、追加しておきますねー。
普通に浮き牌選択の時は、結構裏目は存在しますね。
さらに、追加しておきます。
こういう考察は興味深いです
某動画サイトにこの辺の考察をまとめてあげれば
そういう偏見も減るかもしれない、と勝手に期待してますw
動画制作能力はありませんし、また作る時間もないので、どなたか別の方にお任せします。
作りたい方は一言言っていただければ、おっけーすると思います。
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
今更ですが。
これ、先鋒戦の最後に本当にやりましたよね。
この記事を書かれた時点では先鋒戦は終わってなかったと思いますが。
いやはや恐れ入ります。
準決勝先鋒戦の最後は7月にガンガン掲載だったように思いますから、ちゃんと当ててたみたいですねー。(確か、アニメの方の記事で、書いててよかったー、って書いたような記憶が)
折角ですから、記事でもちょっと自慢してきます!
咲だってカンできる牌を切らないようにできるし
和は…まぁガチの麻雀での闘いだから三軍の実力じゃまぁあれだけど
久の悪待ちもとことん対策とれるし
まこの記憶にない奇妙な捨て牌にしつつも聴牌できないこともないし
東場が得意な優希に漫のような高得点振り込みをすることもなければ
桃子にさえ振り込むこともないし
VS衣でもゆみちんよりいい立ち回りできそうだし逆にリーチ一発海底してやることもできなくもないし
あ、池田はフルボッコだとして
やっぱり怜は最強やで!