■ しのジャンプ
最初、「慕(しの)」という名前を聞いて、名前の音にも気を使ってそうな作者が「穏乃(しずの)」という名前にかぶせてきたのは意味があるのかな……と思っていたら、さっそくの対比。
この構図に気づけば、穏乃は元気なのに、慕は少々やばそうな汗をかいているという対比がより強調される。
■ 病弱を匂わせる慕
って言ってたら、今度は園城寺怜要素も。
穏乃との対比だけじゃないのね。
■ ぶつかった先が胸
はやりんとのどっちはアイドル枠で対比させられていると思うんだけれど、一応、ここはすんなりと収まった。咲の世界は、走った先にぶつかるのがアイドル候補の胸という羨ましい世界なのだ。
……というか、倒れそうになったのを助けたのがはやりんってことは、園城寺怜における清水谷竜華ポジがはやりんってことなのか? 超不安定な予想だけど。(外れる可能性超高し)
■ 指差しびしっ。
はやりんがのどっちなら、それに対抗意識を燃やす石飛閑無は龍門渕透華ポジでしょー、っと思っていたら見事に重ねてきた。
当ブログで、咲におけるいろいろな対比を紹介してきたけれど、ここも多分そう。
■ 麻雀を楽しむ方々
さすが主人公。
咲と慕は対比させられる二人みたい。
(あ、でも、「楽しんでいく」は池田やキャプテンの方か……ま、いいや)
■ まとめ
こんなかんじでシノハユでは、過去に登場させたキャラを介した構図のお遊びがされている。
咲-saki-はもとより、キャラ構図やシナリオ構図の対比が多い。
このブログで紹介したのだと、
・長野決勝副将戦におけるキャラ構図の見事さについて
・長野県決勝戦における「花」の咲と「月」の衣
・東横桃子と加治木ゆみシナリオに関する一考察
・池田と笑顔と泣き顔と(池田華菜にまつわるシナリオ考察)
・「ここから先は……、皆がくれた一巡先や」にまつわる演出及びカメラワークの凄さとその意図について
・追いかけあう二人──穏乃と和によって紡がれる阿知賀編の物語構図
などがある。
なお、咲-saki-以外でもこういった構図の合わせはたくさんある。「ビビッドレッド・オペレーション」にも「さんかれあ」にも「神のみぞ知るセカイ」にも「ニセコイ」にも、もちろんそれら以外の多くの作品にもたくさん登場する。でも誰にも解説されていないので考察されずに埋もれたまんま……残念。
ここの管理人はそういった構図を見つけるのが超楽しい!
伊達に咲だけで100記事超上げてるわけじゃないんだぜっ。(どやっ)
【シノハユの最新記事】
はやりは東大卒が疑われ、演算能力に優れる可能性が高い。
とくると問題は、いかなるタイミングで滝見一族とのコンタクトが始まったか。
そこらは設定が確定したら、触れるかもしれません。
少なからずそういうシーンもあるでしょうが、全部が全部というわけではないでしょう。
周りに構成好きのクリエーターさん(特にシナリオ系)がいらっしゃるなら、自作の話をさせたあと、その作中で対比している箇所について聞けば、意図的にしているものもあれば偶然重なっているものもある、ってな感じの返事が返ってくると思います。
当然、この考察も、当たっているものもあれば外れているものもあるでしょう。考察や予想なんてそんなものです。