■ 百合百合探検隊
我々百合百合探検隊は、またひとつの真相を探り当ててしまった。
まずは、以下の会話をご覧頂きたい。
咲「あれ? ってことは もしかして」
華菜「そう 風越と清澄は相部屋なんだ」
……おわかりいただけただろうか?(心霊番組風に)
この短いやりとりの中から、ある事実が浮かび上がる。
咲は風越との相部屋を知らなかった。
──そう。
竹井久は風越と相部屋になることをみんなに隠していたのだ。
■ どうして竹井久は風越との相部屋をみんなに教えなかったのか?
これがわからない。
サプライズということも考えたが、それはない。
風越が相部屋と言うのは事前に伝えておくべき情報だからだ。
となると結論はひとつだ。
竹井久は何かしらの理由で、風越との相部屋を伝えることができなかった──。
……だが、どうして?
決定から宿泊までの時間が短すぎて言うタイミングを逃した、ということはありえない。
宿泊施設である以上、相部屋は事前に申請していたはずだから。
そうすると、言い出さなかった理由は竹井久個人にあることになる。
■ 言い出さなかった理由は何だったのか?
相部屋の話はこっそり進められていたのだろう。
だがそれ自体は言い出せない原因にならない。
決まった段階で、「風越のキャプテンと二人で決めたんだけどさ」と言えばいいだけなのだから。
隠すべきことじゃない。
だが、竹井久は相部屋であることを部員たちに伝えることができなかった。
どうしてだろうか?
我々取材班は、ある仮説に思い至った。
仮に惚れた腫れたが絡んでくるなら、秘密にしてしまうのも当然ではなかろうか──と。
もちろん、相手は相部屋を一緒に決めた福路美穂子。
「上埜さん……」に代表されるように、福路美穂子から竹井久への思いは強い。
それが実った可能性はというのは少なくはない。
彼女との恋を隠したかった竹井久は、部員たちに勘ぐられないように相部屋の話をしなかった……、これはありうるのではないだろうか。
■ 竹井久と福路美穂子の仲の良さ
部キャプという組み合わせがもてはやされるだけあって、竹井久と福路美穂子の二人は仲が良い。
福路美穂子の右目が自然に開くのは、竹井久相手だけだ。
公式からして部キャプの組み合わせを支援している。
全国編第一話のEDでも、久と美穂子が二人で買い出しに行っている描写があった。
実は、ここにもヒントが埋まっていた。
袋に描かれている800屋というロゴに注目し、単なる買い出しではない──と指摘された方がいる。
私的素敵ジャンクにて沢山の名記事を書かれてきたhannoverさんである。
ググってみたら、渋谷のおしゃれな和スイーツ屋が出てきたんだけど、これ買い出しじゃなくて本当にただデートしてただけなんじゃないの。
800や http://t.co/Z2M9VyBWh1
— hannover (@hannover03) 2014, 1月 6
竹井久と福路美穂子は800屋にて二人っきりでスイーツを楽しんでいた。
他を差し置いてのデートである。
このように、二人が予想以上に急接近していた事実が、わずか一つのロゴをもって、ひっそりと──だが明確に描かれていたのである。
■ そして見つかった決定的な証言
ここまでは、それぞれ思わせぶりなシーンを継ぎ合わせた憶測にすぎないかもしれない。
だが我々取材班は、それらすべてをつなぎ、一気に真実へと塗り替える決定的な発言に気付いてしまった。
久「うん。まずは、ここでの生活に慣れないと」
……おわかりいただけただろうか?
実は、この発言、少々おかしい。
なぜか。
「ここでの生活に慣れること」を優先するという宣言だが、この発言とは完全に矛盾する選択を行っているためだ。
よく考えて欲しい。
二人が決定した「相部屋」は、環境に慣れる要素になりえるだろうか。
答えは否だ。
普通なら、宿泊する部屋に他校が混ざることは邪魔でしかない。
この矛盾を解決するには、視点を変えなければならない。
竹井久個人、そして福路美穂子個人にとっては、相部屋こそが慣れている環境だと。
……いや。
ここまで来てぼやかす必要は無い。
はっきり、くっきり、具体的に言ってしまえば、竹井久と福路美穂子にとっては、二人一緒にいることこそが慣れている環境──ベストな状態なのだ。
それはつまり、竹井久と福路美穂子が一緒にお泊りした日々があったことを示唆している。
竹井久と福路美穂子が同じ布団に寝そべって、インターハイの相部屋の計画を進めている──。
そんなイチャイチャしている様子が目に浮かぶようではないか!
■ 結論
まとめよう。
・竹井久と福路美穂子は二人で一緒に過ごしたことがある。
・そのことは二人だけの秘密だった。
・それが影響して口が重くなってしまい、相部屋のことは言えなかった。
・今でも二人は誰にも打ち明けずに二人だけの恋を続けている。
これが今回、我々百合百合探検隊が、各所に散りばめられた台詞を分析して辿り着いた真実である。
原作にもアニメにもあるこのワンカットが実に意味深ではないか。
描かれたのは、「踏切」を渡りきった二人の笑顔。
二人の行く先には、鳴り響く警報も、道を防ぐ遮断機もない。
それらはもう、通りすぎてしまったのだ──。
関連記事:百合百合探検隊(怜と竜華)
【百合百合探検隊の最新記事】
布団の中でイチャイチャしている二人が
思い浮かんだ
ネタ記事とは思えないほど説得力がありますねぇ……
>一緒にお泊りした日々があった
アニメ一期の夏祭り回はかなり怪しいですね。
他にも、咲日和の部長の巻ではキャプテン・透華・かじゅが清澄まで来ていますが、
透華とかじゅは清澄(諏訪 or 茅野?)まで片道1時間半で済むのに対し、
最も清澄から遠いキャプテンは3〜4時間もかかるため、
打ち合わせ⇒ファミレスの後で帰ると家に着く頃には夜が更けてしまいます。
つまり、この時もキャプテンは部長と共にお泊りした可能性が高く……
>それらはもう、通りすぎてしまったのだ──。
ちょっとカッコよすぎんよー
部キャプのイチャイチャは至高!
K@DSさま
なるほど!
風越と清澄の距離の問題からの宿泊説ですか……。
「アリですね」
久は俺の嫁さま
「せやろー
さすがやろー?」
部キャプいいね
合同合宿以降部長がいるコマには常にキャプテンが映っていて
笑いながらキャプテンちょっと怖いwとか思っていたけれどまさかもう
くっついていたとは、おめでとうございます。