■ 薄墨初美はブレなく強い
「薄墨初美はブレなく強い」──。
末原恭子のこの言葉はネタにされることも多いんだけど、実際、臼沢塞がいなければやられていた可能性が高い事を考えると、普通に強い打ち手だと思う。
小四喜を上がらなくても、哭ける役牌が来るという事実だけで嫌な能力。東場なら東と北ともに役牌なので、楽に満貫が見込めるのだし。
ともあれ、この「ブレ」という言葉はBブロック二回戦副将戦のキーワードの一つだったと思うので、以下、「ブレ」に関して少々。
■ ブレて(?)塞ぐのやめた臼沢塞
点差状況による判断もあるのだろうけど、「疲れ」が重ねて描写されたおかげで、強い負荷にくじけて「ブレ」たように見えるのが臼沢塞。
結果、獲得点数も、一人だけマイナスとなってしまった。(とは言え、薄墨初美の小四喜が原村和からの出和了りになっていたら、2位浮上だったのは事実。描写的にヘタったように見えるが、戦略的に悪くはない)
■ 最後までブレなかった原村和
「そんなオカルトありえません」の名のもとに、目に見える偏りを無視してデジタルを強行する原村和。薄墨初美の役満ツモ親被りのおかげもあって、獲得点数は減ったけれど、なんやかんやでプラス。
薄墨初美は「ブレなく強い」なんだけど、原村和は「ブレがなくて」かつ「強い」という感じ。
(と言うか、麻雀は四人で打つものだから、一人に対応しようとするとどうしても不利になる。玄の能力分析のところでも言ったけれど、一人をマークしても他の二人に勝てるとは限らない。なので、他の3人に勝つには結局、自分の最高の手を最速で作ることが一番。それをナチュラルに実行しているのが原村和だといえる)
■ まとめ
個人的には、ブレよりも揺れが好き。
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2014年03月18日
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