2015年02月20日

超早和了りの末原先輩やったら鳴くんやろけど:咲-Saki- 第139局「窮鼠」感想

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 今回は、おそらく──、

 1.「鳴けたら鳴くと決めていた真屋由暉子」と、
 2.「鳴くことに躊躇した愛宕絹恵」の対比。

 (深読みするなら、鳴く鳴かないの判断が完全に決まっているが故に強い原村和も対比の中に入っている。愛宕絹恵の判断が違えば、原村和が高い手を和了っていたのだから)


 こんな風に、似たような牌姿を描写することで、打ち方の違いを表現する対比は他の麻雀漫画でも見られる。


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 参考として、『牌賊オカルティ』3巻の闘牌描写から。

 両者ともに發を雀頭にしている似た形。
 シャボに取るか、カンチャンに取るかで二人の選択を違わせている。
 それにより、デジタルとオカルト、それぞれの打ち方を表現している。


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 喰い替えとは──。
 多くの場所で禁止されている鳴き方。

 たとえば、三筒:麻雀王国四筒:麻雀王国五筒:麻雀王国とある形から、五筒赤:麻雀王国を鳴いて五筒:麻雀王国を切ることはできない、というルール。文字通り、喰い(=鳴くこと)によって自分の牌と出た牌を替えること。


 もし、この鳴きをしていたら、真屋由暉子が四萬:麻雀王国を掴んで、原村和に刺さっていたと思われる。

 追記。
 すみません。これ、完全に勘違いでした。
 四萬:麻雀王国をつかむのはダヴァンになります。
 で、次に二筒:麻雀王国を引き入れ、三萬:麻雀王国で真屋由暉子からロンできていましたね……。


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 以下、仮定の話。
 もしこの仕掛けをせず、最初に出た三筒:麻雀王国を鳴いていたらどうなったか?


 「意思の強いものが和了りきる」というものが対比で表現されていたとするなら、原村和の切った五索赤:麻雀王国で和了っていたんじゃないかと思ったり。


  
posted by 真鯛 at 06:53 | Comment(2) | TrackBack(0) | 本編(準決勝) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ユキちゃんものどっちも生物学的に順調に進化してるのは当たり前なんだけど絹ちゃんも聖母らしい体が出来上がりつつあるね
Posted by ~ at 2015年02月20日 10:28
プレイヤの思考と結果が交錯していてこれは久しぶりに麻雀漫画と言ってもいいですね
Posted by at 2015年02月20日 20:24
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