2015年05月15日
そうやで宮永咲 意図してやってる……!! / 咲-Saki- 第143局「応変」感想
まず気になったのはこの二枚。
臨海の監督と雀明華。清澄は和と優希。
単純に読んだら、ライバル校の控室を2つ。
深く読んだら、来年の臨海の控室。(和は東京転校、優希は引き抜き)
ここまで構図を対比させるのって、意図があることかもしれないし。
(明確に対比させる意図がなければ、普通は違う角度からの描写にする)
優希の引き抜きの可能性はすくないかもだけど、和の東京転校はありうるのかも。
次に気になったのがこの構図。
咲の視線は不明。
ネリーと爽は咲をマーク。
だけど、末原は爽をマークしていると推察される。
(小林立さん、こういうワンカットで暗に説明するの好きそうだし)
あと、スポットライトの動線が爽と咲にばっかりというのは誰にもわからない何かの暗喩?
いや、末原向けもひとつあるか。
でも、こういうところで自然に遊ぶ人は少ないし、背景はアシスタントだろうから流石にそれはないか……。(漫画のピンポンとかはすごい対比が山盛りだったりする)
キャプテンの打ち方の応用。
しかし、ここまで読んで、しかも実践できるのはすごい。
阿知賀の赤土監督みたいに細かい分析力。しかも精神力が強いってのはやっぱりものすごいプレイヤーなんじゃ。
なお、相手の視線移動から牌を読むのは実戦だと結構皆やってる。
ちょくちょくわかるのは、単騎待ちの単騎選択で、字牌を探すために場を見るとき。
迷ってから、少し場を見た後、3枚切れの字牌を切ってきたりしたら、七対子でもやってんのかいな、と思ったりする。あと、リャンカンの選択で場を見て、残り少ない方を落とすケースとか。(リャンカンというのは、357とか、2つのカンチャンが連続している形。テンパイした時どちらかを切るんだけれど、その選択は役がらみでないと場を見て決めることも多い)
あと、基本的に顔をあまり上げないプレイヤーが、テンパイした瞬間、場を見だすとか。字牌の対子があったら場を見出すとか。(ロンやポンをすぐに言えるように)
ネリーのこういう顔好き。
咲って基本的に性格のいい人が基本で、悪いことを自覚して悪さを選んでるキャラって少ないので目立つ。
(ただし、ネリーも最終的にはいい人だと思われる。咲は基本的に優しい世界)
ああ、そっか。
開始前の視線の向きの構図がここで変わって、爽とネリーが末原をちゃんと見出す、という意味もあるのかこのコマ。
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一つだけ気になる鳴きは、上家の姉帯さんが切ったドラのカン6筒を見逃して、最後に6筒ツモでアガッた場面くらい。あれは単行本で修正されると思ってたんだけど
能力者でも真っ向勝負なら行けるが、トリッキーな人は苦手とか。
卓球でいうカットマンが嫌というのと一緒かと。
指摘ありがとうございます。
応援を応変に修正しました。
四回に確実に一度あがれればそれだけで勝負になる世界で、何回かに一度でもずらして和了れなくなるする、というのは十分対策の一つだと思います。
末原のことを手強いと感じたのは……たしかどこかのブログがすごく丁寧に考察されていたかと。
姉帯豊音や永水の鬼たちは、結構裏が怖い世界ですねー。