■ 当たり牌察知
【強】
・宮永咲:槓材に関しては、ほぼ完璧な察知能力あり。
・天江衣:相手の和了点数だけでなく、次に何が来て和了るかまでわかる。
・宮永照:次順ツモられるかがわかる。牌に触れただけで、当たり牌だとわかる。
・小瀬川白望:次ツモられるか否かがわかる。
・神代小蒔:次ツモられるか否かがわかる。
・愛宕洋榎:次ツモられるか否かがわかる。
・石戸霞:この牌がカンされるかどうかがわかる。
・片岡優希:この牌が当たり牌かどうかがわかる。
【普通】
・井上純:流れを感知。次ツモられそうなのはわかるが、当たり牌までは見えない。
【弱】
・二条泉:切った後だが、当たり牌だと察知。
・鷺森灼:切った後だが、当たり牌だと察知。
【判明している牌譜から説明できないが、能力かは不明】
・福路美穂子:阿知賀との練習試合で、新子憧の和了り牌を止めた。
・清水谷竜華:最高状態の時限定だが、高鴨穏乃の和了り牌を止めた。
勝ち切れる力というわけではないが、当たり牌察知の有無は強さに大きく影響する。
振込の少なさは、自分の失点を防ぐだけでなく、相手の得点を抑える。
切った後という微妙な発動描写ではあるが、二条泉は当たり牌を感知している。
現在の一年で、和了り牌にまつわる察知描写があったのは、宮永咲と片岡優希と二条泉の三人だけ。
一年にして千里山のレギュラーになったのは伊達ではないのかもしれない。
■ 特殊な察知能力
・園城寺怜:一巡先、二順先、三順先が見える。
・清水谷竜華+枕神怜:和了までの道筋を視認できる。
・エイスリン・ウィッシュアート:全対戦相手の牌譜を視認できる。
・宮永照:「照魔鏡」(仮)により、相手の特性を見破る。
・高鴨穏乃:一見不思議な打牌をするが、結果的にいい方向に向かう。
・モノクル:能力発動時、曇る。
■ 魔物レーダーの所有者
・清澄高校 宮永咲、片岡優希
・龍門渕高校 井上純、沢村智紀、国広一、龍門渕透華、天江衣
・敦賀高校 加治木ゆみ
・阿知賀女子 松実玄、赤土晴絵、高鴨穏乃、(新子憧、松実宥も?)
・宮守女子 小瀬川白望、エイスリン・ウィッシュアート、鹿倉胡桃、臼沢塞、姉帯豊音
・永水女子 神代小蒔、薄墨初美、石戸霞
・姫松高校 末原恭子
・白糸台高校 大星淡、(渋谷尭深も?)
以上、少しでも反応を見せたキャラをリストアップ。
挙げた中で、魔物レーダーの感度が一番強いと思われるのは天江衣。
会場から離れた場所にもかかわらず、原村和の能力覚醒を感知した。(といっても、原村和の魔物度合いが高いだけという可能性もある。羽が見えるくらいだし)
2014年03月20日
2014年03月04日
『咲-saki-』に見える片山まさゆき作品の影
麻雀漫画史に多大な影響を与えている片山まさゆき作品。
『咲-saki-』にも大きな影響を与えていると感じたので、その辺りを押さえてみた。
■ ミリオンシャンテンさだめだ!!
『ミリオンシャンテンさだめだ!!』は個性の衝突をテーマに、特殊な打ち手たちがぶつかる。
この辺りは咲の能力者同士の戦いに通じるものが多い。
ステルスモモあるいは鹿倉胡桃のモデルになったんじゃないかと思われる「無気配」の津久根卵太や、辻垣内智葉と似たように闘牌中に刀で斬りつけるイメージが挿入される「サムライ」極限堂静流などがいる。
先鋒、次鋒、中堅、副将、大将のバトルが描かれる「ミリオンシャンテンさだめだ!!」。
『咲-saki-』と違うのはコンビ戦ということ。
めろん畑桃美はストレートにのどっちのデザインに影響を与えたと思っている。
おもち巨大&コロコロ変わる私服のほとんどが痴女系。
(胸回りが不思議に開いてる服。沢山あるけど例えばこれとかこれとか)
ただ打ち方については、のどっちというよりも妹尾佳織。
あとは、咲-saki-のアニメ版でよくみられる「お餅アングル」(こういう奴)と類似のものが、めろん畑桃美関連で幾つか見つけられます。これとかこれとか。
フリテンを覚悟して哭いて多面待ちに変化。その後引き戻す。
咲では、「長野県決勝副将戦」でこれと類似の闘牌をのどっちが見せた。
(とは言っても、フリテン覚悟からの引き戻しは、麻雀漫画によくある闘牌。なので、かならずしもここがヒントとは言えない。『牌賊オカルティ』でも哭いてからのフリテン引き戻し闘牌はあるし)
「牌に愛される」のフレーズがある。
実況と解説による掛け合いが面白い。
とはいえ、実況と解説による試合中継は、麻雀番組「われめでポン」などで採用される普通の放送形式なので、自然と生まれる発想ではある。
■ ぎゅわんぶらあ自己中心派
照の強さのモデルになったんじゃないかと思われるゴッドハンド。
竜巻ヅモ、稲妻ヅモ、真空ヅモを使って62連チャンした。
淡の270度のヒントになったかも……?
ぎゅわんぶらあ自己中心派は、微妙に下手で場を荒らす麻雀プレイヤーを「タコ」と呼ぶ。
片岡優希が「タコ」がつくものを食べると調子が上がる理由のヒントになったと思われる。
玄ちゃーの切り方の元ネタ、お嬢切り。
対戦相手によく見えるように、牌を相手に向けて切る。
全国編エンディングのたけし城ネタも「ぎゅわん自己」が通過済み。
■ スーパーヅガン
玄ちゃーの「づがーん」の元ネタ。
■ 牌賊オカルティ
キャプテンの能力の元ネタと思われるのがこの梨積港のアイススキャン。
切り方その他から相手の手の内を読み切る。
透華のデジタル逸脱の元ネタになったと思われるのがこちら。
デジタルと読みで最強の梨積港だが、時々熱くなってデジタル無視の勝負師になる。
実際に部屋の気温も上昇するようなので、のどっち発熱のヒントである可能性も。
コメントで思い出させてもらったので追記です。
はるるテンパイ→胡桃の差し込みの参考になったかもしれないシーン。
ドラをわざと切っておいて安めだと悟らせ、差し込ませる体制を整える。(主人公の夏月と梨積の間でも同様のネタあり……というか状況的にはそちらの例の方が近かったですね……)
来る牌に意味を求める打ち方のシーン。
竹井久の考え方。
スピードキングと呼ばれる「些渡震梓」によるプロの解説。
片山まさゆき作品の解説も、それぞれ個性があって面白い。
■ まとめ
と、色々挙げてきたわけだが、……どうだろう?
『咲-saki-』に一番似ているのは『ミリオンシャンテンさだめだ!!』(全四巻)。
面白いので気になる方は読んでみてくださいませ。
『咲-saki-』にも大きな影響を与えていると感じたので、その辺りを押さえてみた。
■ ミリオンシャンテンさだめだ!!
『ミリオンシャンテンさだめだ!!』は個性の衝突をテーマに、特殊な打ち手たちがぶつかる。
この辺りは咲の能力者同士の戦いに通じるものが多い。
ステルスモモあるいは鹿倉胡桃のモデルになったんじゃないかと思われる「無気配」の津久根卵太や、辻垣内智葉と似たように闘牌中に刀で斬りつけるイメージが挿入される「サムライ」極限堂静流などがいる。
先鋒、次鋒、中堅、副将、大将のバトルが描かれる「ミリオンシャンテンさだめだ!!」。
『咲-saki-』と違うのはコンビ戦ということ。
めろん畑桃美はストレートにのどっちのデザインに影響を与えたと思っている。
おもち巨大&コロコロ変わる私服のほとんどが痴女系。
(胸回りが不思議に開いてる服。沢山あるけど例えばこれとかこれとか)
ただ打ち方については、のどっちというよりも妹尾佳織。
あとは、咲-saki-のアニメ版でよくみられる「お餅アングル」(こういう奴)と類似のものが、めろん畑桃美関連で幾つか見つけられます。これとかこれとか。
フリテンを覚悟して哭いて多面待ちに変化。その後引き戻す。
咲では、「長野県決勝副将戦」でこれと類似の闘牌をのどっちが見せた。
(とは言っても、フリテン覚悟からの引き戻しは、麻雀漫画によくある闘牌。なので、かならずしもここがヒントとは言えない。『牌賊オカルティ』でも哭いてからのフリテン引き戻し闘牌はあるし)
「牌に愛される」のフレーズがある。
実況と解説による掛け合いが面白い。
とはいえ、実況と解説による試合中継は、麻雀番組「われめでポン」などで採用される普通の放送形式なので、自然と生まれる発想ではある。
■ ぎゅわんぶらあ自己中心派
照の強さのモデルになったんじゃないかと思われるゴッドハンド。
竜巻ヅモ、稲妻ヅモ、真空ヅモを使って62連チャンした。
淡の270度のヒントになったかも……?
ぎゅわんぶらあ自己中心派は、微妙に下手で場を荒らす麻雀プレイヤーを「タコ」と呼ぶ。
片岡優希が「タコ」がつくものを食べると調子が上がる理由のヒントになったと思われる。
玄ちゃーの切り方の元ネタ、お嬢切り。
対戦相手によく見えるように、牌を相手に向けて切る。
全国編エンディングのたけし城ネタも「ぎゅわん自己」が通過済み。
■ スーパーヅガン
玄ちゃーの「づがーん」の元ネタ。
■ 牌賊オカルティ
キャプテンの能力の元ネタと思われるのがこの梨積港のアイススキャン。
切り方その他から相手の手の内を読み切る。
透華のデジタル逸脱の元ネタになったと思われるのがこちら。
デジタルと読みで最強の梨積港だが、時々熱くなってデジタル無視の勝負師になる。
実際に部屋の気温も上昇するようなので、のどっち発熱のヒントである可能性も。
コメントで思い出させてもらったので追記です。
はるるテンパイ→胡桃の差し込みの参考になったかもしれないシーン。
ドラをわざと切っておいて安めだと悟らせ、差し込ませる体制を整える。(主人公の夏月と梨積の間でも同様のネタあり……というか状況的にはそちらの例の方が近かったですね……)
来る牌に意味を求める打ち方のシーン。
竹井久の考え方。
スピードキングと呼ばれる「些渡震梓」によるプロの解説。
片山まさゆき作品の解説も、それぞれ個性があって面白い。
■ まとめ
と、色々挙げてきたわけだが、……どうだろう?
『咲-saki-』に一番似ているのは『ミリオンシャンテンさだめだ!!』(全四巻)。
面白いので気になる方は読んでみてくださいませ。
2014年02月05日
長野決勝において咲が衣に勝つのは当然だった。
天江衣の海底摸月に対し──。
宮永咲の「はいていない」→「ハイテイない」→「海底無い」が勝つのは必然。
さらに言うなら長野県決勝は!
「脱」いでもいいですか? の咲と──。
天江「衣」による「脱衣」麻雀の戦いだったのだ!
2013年02月23日
長野県決勝戦における「花」の咲と「月」の衣
長野県大会決勝で、咲と衣の二人は対比されている。
と聞いてすぐにピンとくる人は、ライバル構図を解析するのが好きな人かもしれない。
以下、咲と衣の対比について少々。
■ 海底と山頂の戦い
今更言うまでもなく、衣の得意技は「海底」摸月。
そして、咲の得意技は「嶺上」開花。
海底と山頂の対比であり、ライバルの二人は真逆の属性を与えられている。
(こういう正反対の属性を持つ二人はライバル関係である場合が多い。火と氷の術者が真正面から激突するあれ。同様に、同じ属性の二人が戦う場合も多い。火の術者と火の術者が、「俺とお前、どっちが本物かハッキリしようぜ」的なあれ)
■ 月(1筒)と花(5筒)という象徴牌による決着
長野県決勝における古役については、咲-Saki-の大将戦に登場した古役と、そこから浮かんでくる五筒と一筒に込められた意味についてという素敵な記事を書いてくれた人がいるので、そちらを見ていただくとして。
一筒摸月という古役がある。
は月であり、衣の象徴である。
五筒開花という古役がある。
は花であり、咲の象徴である。
そして、この二牌は長野県決勝後半戦南四局において象徴的に使われた。
衣が月であるを捨て、咲が最終的にの嶺上開花で和了った。
勝負が決まる最後の和了にふさわしい牌譜と言える。
さて、この月と花、このような牌譜だけではなく、実際にキャラの言葉に出てきている。
それが、竹井久による次の台詞。
■ 花天月地
「花天月地ね」
もちろんこの言葉は、咲を花に見立て、衣を月に見立てた言葉。
そしてもう一つが衣の台詞。
この台詞は、部長が使った「花天月地」を更に展開したものだと思われる。
衣は部長の言葉を聞く機会などないが、作者がメタなお遊びとしてキーワードを合わせている。
(と言うか、そうでなければわざわざ「天に地に」なんて語呂の悪い台詞を使うはずがないと思うし。なお、台詞のゴロの悪さと作者が使いたいキーワードについては東横桃子と加治木ゆみシナリオに関する一考察の最後の方でちょこっと述べた。興味がある人は)
■ まとめ
二人ともツヨかわいい。
■ おまけ:穏乃の象徴は「山」
阿知賀編19話でわかったことだが、穏乃は「山」を象徴として持つ。
これ、意味としては相当重いと思っている。
「山頂の花」を司る咲に近い属性を与えられているということだから。
(最初の方に書いたように、似た属性を持つ二人はライバルとして戦う可能性が高い。だからこそ、「私の倒すべき相手だ」なんだとオモタ)
咲-Saki- 1/8 天江衣
2013年01月25日
咲 -saki- における能力取得に関する考察 その3 「最強」と「喪失」
咲における能力取得に関する色々三回目。
関連記事:咲 -saki- における能力取得の分類
関連記事:咲 -saki- における能力取得に関する考察 その2
■ 「能力者」のドラマに比例する強さ
中盤以降能力者は理由なく能力が備わっているケースが多いと書いた。
では、そんな中盤に入ってなお、能力取得の理由やドラマが語られる能力者はどうか?
当然、他のキャラよりも描写が多いことになり、大体の場合、強力な能力を発揮することが多い。
これは、強い能力=目立つキャラ=描写を強化することでキャラの魅力を上昇=ドラマを与えて付加価値を増大、というキャラクター論的な意味合いもあるが、能力習得に説得力を与えるシナリオ的な意味合いがより強いと考えている。
阿知賀編で能力習得の理由が明確に描かれたのは二人。
独りは松実玄。母親の助言が影響していることが、軽くではあるが触れられた。
もう一人は園城寺怜。死線を超えた後、一巡先が見えるというエピソードが語られた。怜の場合、『怜-toki-千里山編』といわれるほどの活躍を見せることになる。(竜華&怜による「膝枕の神召喚」も、竜華の能力というよりは怜の能力だと思うし)
逆にいえば、能力取得が語られない白糸台の「部活系能力者」三人が、あまり良くない扱いを受けているのもドラマ性のなさゆえなのかもしれない。(弘世菫も渋谷尭深も能力それ自体は強いはずなんだけど……)
■ 最強レベルの能力者には理由やドラマが与えられる
同じ能力者の中でも「最強」の能力者は他の能力者を駆逐してしまう。
最強なのに努力もエピソードもなく、いつの間にか得ていたなんて卑怯だ、という印象を与えないためにも、最強の能力を得るに至るエピソードや、得ていても納得できる何かとあわせて語られることが多い。
咲において、きちんと描写された上で「最強レベル」に値するのは現状、宮永咲、天江衣、宮永照の三人。(龍門渕透華、大星淡、小鍛治健夜は、能力を使った闘牌シーンが少ないので現時点では除外)
この三人には実は共通点がある。- - - - この記事の続きを読む - - - -
関連記事:咲 -saki- における能力取得の分類
関連記事:咲 -saki- における能力取得に関する考察 その2
■ 「能力者」のドラマに比例する強さ
中盤以降能力者は理由なく能力が備わっているケースが多いと書いた。
では、そんな中盤に入ってなお、能力取得の理由やドラマが語られる能力者はどうか?
当然、他のキャラよりも描写が多いことになり、大体の場合、強力な能力を発揮することが多い。
これは、強い能力=目立つキャラ=描写を強化することでキャラの魅力を上昇=ドラマを与えて付加価値を増大、というキャラクター論的な意味合いもあるが、能力習得に説得力を与えるシナリオ的な意味合いがより強いと考えている。
阿知賀編で能力習得の理由が明確に描かれたのは二人。
独りは松実玄。母親の助言が影響していることが、軽くではあるが触れられた。
もう一人は園城寺怜。死線を超えた後、一巡先が見えるというエピソードが語られた。怜の場合、『怜-toki-千里山編』といわれるほどの活躍を見せることになる。(竜華&怜による「膝枕の神召喚」も、竜華の能力というよりは怜の能力だと思うし)
逆にいえば、能力取得が語られない白糸台の「部活系能力者」三人が、あまり良くない扱いを受けているのもドラマ性のなさゆえなのかもしれない。(弘世菫も渋谷尭深も能力それ自体は強いはずなんだけど……)
■ 最強レベルの能力者には理由やドラマが与えられる
同じ能力者の中でも「最強」の能力者は他の能力者を駆逐してしまう。
最強なのに努力もエピソードもなく、いつの間にか得ていたなんて卑怯だ、という印象を与えないためにも、最強の能力を得るに至るエピソードや、得ていても納得できる何かとあわせて語られることが多い。
咲において、きちんと描写された上で「最強レベル」に値するのは現状、宮永咲、天江衣、宮永照の三人。(龍門渕透華、大星淡、小鍛治健夜は、能力を使った闘牌シーンが少ないので現時点では除外)
この三人には実は共通点がある。- - - - この記事の続きを読む - - - -
2013年01月09日
咲 -saki- における能力取得に関する考察 その2
少し前の記事(咲 -saki- における能力取得の分類)の派生、あるいは続き。
中盤以降、能力者が増えてきたらどうなるか。
端的に言えば、習得理由の説明が薄くなる……あるいはなくなることが多い。
■ 説明を省略するため、同じカテゴリでチームが構成されるようになる
永水(巫女)、宮守(遠野物語)などがまさにそう。
白糸台の部活系能力(アーチェリー部、茶道部、釣り部)もそう。
各プレイヤーごとに違う取得理由や過去話を用意するよりも、チーム全体に××という要素がある、と説明したほうが早いしわかりやすい。
そのため、チーム全員がほぼ同じ能力取得理由で説明される。
(チームごとにカラーが統一されていた『魁!!男塾』を思い出すのだ! 古いか……。新しいところじゃ、『ガールズ&パンツァー』も各高校ごとに「国」というイメージを与えていてわかりやすくしている。ガルパン面白いよガルパン。ダージリン、ケイ、ミホーシャが好き)
■ 能力それ自体に難しい条件やデメリットが与えられるようになる
能力取得理由がほとんど説明されなくなる代わりに、能力それ自体に何かしらの「発動条件」や「リスク」、「デメリット」などがセットされるようになり、「攻略ポイントが明確になる」場合が多い。
・発動条件がある。(龍門渕透華、薄墨初美、亦野誠子、白水哩&鶴田姫子)
・発動まで時間がかかる。(東横桃子)
・仕込みが必要。(渋谷尭深)
・能力発動の時間が決められている。(天江衣)
・能力を使うと体力を消耗する。(園城寺怜)
・何かしらの弱点を持つ。(松実玄、弘世菫、宮永咲)
などなど。
これは、「攻略できるポイント」を与えることで何かしらの方法で倒せることを明確化。「能力=一方的に有利」というイメージを払拭できるようにするためだと思われる。
というか、ストレートに説明すれば、作品が能力バトルものに足を突っ込んでいるから……だね。だから能力そのものの説明に比重が置かれる。
(なおこの考察から少し視点を変えると、「能力バトルもので、序盤で登場したキャラが意外と最後まで強いケース」が説明できる。序盤はきちんと取得理由が語られるため、中盤以降に比べ、デメリットなしの能力を得ているケースが多い。そのため、終盤になっても強いままの場合がある。実際にはパワーアップイベントとかをして盛り上げるんだけどね。とは言え、ステルスモモとこどもじゃない衣だの強さとデメリットの少なさはなんやねん……)
ちなみに。
現状、咲において、かなり強い部類の能力にも関わらず、デメリットや発動条件が一切ないキャラは、松実宥くらいかも。(このことに関しては、後日、「その3」で触れる予定)
参考:宥姉の暖かい牌を集める能力はどれくらい強いのか?
中盤以降、能力者が増えてきたらどうなるか。
端的に言えば、習得理由の説明が薄くなる……あるいはなくなることが多い。
■ 説明を省略するため、同じカテゴリでチームが構成されるようになる
永水(巫女)、宮守(遠野物語)などがまさにそう。
白糸台の部活系能力(アーチェリー部、茶道部、釣り部)もそう。
各プレイヤーごとに違う取得理由や過去話を用意するよりも、チーム全体に××という要素がある、と説明したほうが早いしわかりやすい。
そのため、チーム全員がほぼ同じ能力取得理由で説明される。
(チームごとにカラーが統一されていた『魁!!男塾』を思い出すのだ! 古いか……。新しいところじゃ、『ガールズ&パンツァー』も各高校ごとに「国」というイメージを与えていてわかりやすくしている。ガルパン面白いよガルパン。ダージリン、ケイ、ミホーシャが好き)
■ 能力それ自体に難しい条件やデメリットが与えられるようになる
能力取得理由がほとんど説明されなくなる代わりに、能力それ自体に何かしらの「発動条件」や「リスク」、「デメリット」などがセットされるようになり、「攻略ポイントが明確になる」場合が多い。
・発動条件がある。(龍門渕透華、薄墨初美、亦野誠子、白水哩&鶴田姫子)
・発動まで時間がかかる。(東横桃子)
・仕込みが必要。(渋谷尭深)
・能力発動の時間が決められている。(天江衣)
・能力を使うと体力を消耗する。(園城寺怜)
・何かしらの弱点を持つ。(松実玄、弘世菫、宮永咲)
などなど。
これは、「攻略できるポイント」を与えることで何かしらの方法で倒せることを明確化。「能力=一方的に有利」というイメージを払拭できるようにするためだと思われる。
というか、ストレートに説明すれば、作品が能力バトルものに足を突っ込んでいるから……だね。だから能力そのものの説明に比重が置かれる。
(なおこの考察から少し視点を変えると、「能力バトルもので、序盤で登場したキャラが意外と最後まで強いケース」が説明できる。序盤はきちんと取得理由が語られるため、中盤以降に比べ、デメリットなしの能力を得ているケースが多い。そのため、終盤になっても強いままの場合がある。実際にはパワーアップイベントとかをして盛り上げるんだけどね。とは言え、ステルスモモとこどもじゃない衣だの強さとデメリットの少なさはなんやねん……)
ちなみに。
現状、咲において、かなり強い部類の能力にも関わらず、デメリットや発動条件が一切ないキャラは、松実宥くらいかも。(このことに関しては、後日、「その3」で触れる予定)
参考:宥姉の暖かい牌を集める能力はどれくらい強いのか?
2012年12月30日
咲 -saki- における能力取得の分類
■ 能力習得理由の分類
今回の記事は半分以上、創作している人向け。
少々思うところがあって、咲における能力習得の原因や理由付けを分類してみた。
以下が人物&能力のリストとその理由。
なお、能力名は適当。
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今回の記事は半分以上、創作している人向け。
少々思うところがあって、咲における能力習得の原因や理由付けを分類してみた。
以下が人物&能力のリストとその理由。
なお、能力名は適当。
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2012年10月03日
池田とコーチと7ピンと(池田華菜のシナリオ考察その2)
■ 池田はコーチに認められたのか?
前回やった池田シナリオの分析の補佐っぽい記事。
池田と7ピンについてちょっとした構図の遊びを見ていきたい。
■ 7ピンの対比
コーチが怒ってるのは腑抜けた7ピンの打牌。
(と、一年前の天江衣戦の倍満振り込み)
※ここの文章、ちょこっと記憶違いで間違えてました。修正済です。すみません。
だが池田は7ピンを切って役満を見捨て、最後まで勝利をあきらめなかった。
■ 簡単に言うと?
名誉を失った牌(7ピン)と同じ牌で名誉を回復するという対比のお遊び。
小林立さんが、この7ピンを意図的に重ねたのは言うまでもない。
……偶然? いやいや。
偶然でないことは、この画像にある拡大機能を使って手元を見ていただくとわかる。
さて、池田華菜が手に持っているのは?
前回やった池田シナリオの分析の補佐っぽい記事。
池田と7ピンについてちょっとした構図の遊びを見ていきたい。
■ 7ピンの対比
コーチが怒ってるのは腑抜けた7ピンの打牌。
(と、一年前の天江衣戦の倍満振り込み)
※ここの文章、ちょこっと記憶違いで間違えてました。修正済です。すみません。
だが池田は7ピンを切って役満を見捨て、最後まで勝利をあきらめなかった。
■ 簡単に言うと?
名誉を失った牌(7ピン)と同じ牌で名誉を回復するという対比のお遊び。
小林立さんが、この7ピンを意図的に重ねたのは言うまでもない。
……偶然? いやいや。
偶然でないことは、この画像にある拡大機能を使って手元を見ていただくとわかる。
さて、池田華菜が手に持っているのは?