2015年11月06日
靖子が言う牌に愛されてるってこういうことかしら / 咲-Saki- 第150局「追走」感想
通常のドラ4枚に、赤ドラ4枚。
これの多さで押し引きを考えるやり方がある。
例えばドラを全部自分で持っていると、相手の打点は低い場合がほとんど。(松実玄は毎回これ)
その場合、ホンイツ仕掛けやリーチなど、高くなりうる相手以外は、守備はあまり考えなくても大丈夫……と考えて打つやり方がある。
逆に、自分から見てドラが一枚も見えていなければ、守備重視が吉。
簡単にマンガンまで行かれてしまうので。
振り込んでも顔色一つ買えないネリー。
この後で、竹井久が「少し気になるわ」と言っているのだけれど、これが何を意味するか?
1.振り込むことが発動条件の能力(例えば、相手にそれ以上の打点を与える復讐系の能力)
2.先を読んだ場合、振り込むのが一番よかった(例えば、この後咲が7ピンを引いてリャンペーコーに変化したり、字牌の良い待ちに変化してリーチをかけ、ツモ上がる未来が見えたなど。なお、末原に差し込み牌はない場合など)
3.将来を見据えた乱数調整。
あたりかなあ……。
1の復讐系能力というのがありえそう。
ネリーのバックグラウンドに踏み込むなら、貧しかったからこそ、それをバネにして強くなったとかありそうだし。(勝っている時には発動しない能力とか?)
目から炎を出すキャラは強い。
咲の文法の一つだけれど、キャラのスイッチが入る時に使われている事が多く、しかもその後それがうまくいくケースがほとんどな気がする。(あるいは上がり時の演出)
2015年10月02日
強い相手と戦うの 楽しみだって言ってたじゃないですか / 咲-Saki- 第149局「助言」感想
すばらしい正妻力!
これよこれ。ストレートな物言いで、弱気のパートナーを立ち直らせる素敵すぎるシチュエーション。(本当は決勝戦の最後でやるのかな……と思ってた。でもここで使っちゃったとなると、決勝での大将戦はどうするんだろ。なんとなく、同じパターンは新鮮味の観点からやらない印象があるので……)
さすがは部長。
この短期間で末原の技を一つ見破ってる。
というか、実は日頃から咲相手にもやっていた技なのかな?
……ありうるかも。
流れが見えなくなると、目の光が消える。
これ、園城寺怜のときも、ネリーの時もそうだったので、咲における文法の一つなのかも。
この目の光にまつわることについて書いた考察が「ここから先は……、皆がくれた一巡先や」にまつわる演出及びカメラワークの凄さとその意図について。
アニメ版阿知賀編時代の考察。なつかしい……。
今読み直すと、若干狂気じみてる踏み込み具合……。
なーるほどねー……。
流れ論というものが、咲の世界に存在する以上、その流れを最初からぶつ切りにしてしまえばいいという方法か。愛宕洋榎相手にやってみて、通用したことがあったとか? それとも先輩プロに教えてもらったこととか? どのみち、素晴らしいまでの技巧キャラ。
この凛とした顔、超好きかも。
2015年09月18日
世の中のバケモノ連中、全員風邪ひけ──。 / 咲-Saki- 第148局「速攻」感想
凛々しい末原ちゃん姿。
いつもよりもかわいい感じがしたけれど、ちゃんとスカート履いているからなのかも。
今回の副題は「速攻」。
今まではバケモノに知能と経験で対する凡人だと思っていたけれど、どうも末原自身もバケモノに片足を突っ込んでいて、速攻系の力に牌が答えてくれる感じみたい。
能力が戻るとネリーの目に炎が灯った。
目に炎を灯すキャラはたくさんいたけれど、常時灯っているのは今のところネリーだけ。
流れを見る系の能力の強化版だからこんなふうになっていると思っているのだけれど、単純に化け物じみた力があるからこそ、普段から目に炎が灯っているのかもしれない。
しかし、ここから残り半荘一回で、キッチリかけるの……?
超楽しみ。
背景撮影班は、ここの写真も似た感じで撮影するのだろうか……。
それはともかく、構図分析好きからすると、この縦に並んだ四人の構図は勢いの差を表している印象。
末原がトップを生き、ネリーがそれに遅れていない。
爽が後ろをおいかけ、咲がとりのこされている。
2015年09月04日
くそダサよー / 咲-Saki- 第147局「継承」感想
麻雀にかぎらず、いろいろな場所に応用が効くってのはいいなー。
園城寺怜も、「一巡先」ならなんでも見えるらしいけど。(1日一回更新のウェブゲームとかやりだして、それを見だすと、もしかして一日まるまる見れるのか……? 処理能力がおいつかなさそうだけど)
咲に限らず、能力バトルものは、その人の資質や希望や夢や日常が能力化したものが多い。
咲は『麻雀が舞台』なだけで、咲の世界には、その能力を麻雀に使わず、普通の何かに使っている人たちもいるんだろうなあ。
愛宕洋榎は相手の強さが直感的にわかるらしい。
これが愛宕洋榎だけの能力なのか、それとも他の強者の何人かが持っている能力なのか。
……何人かが持ってそう。
特に、監督クラスの人間は、そういう人を集めて抜擢とかしてそう。
現に、善野監督、赤阪監督がその見抜く力で末原を買っている感じ。
おおおおっ?
『赤阪監督が買ってくれ超早和了りや!!』
と赤阪監督をちゃんと認めてるようなセリフ。
しかも、爽が超驚いてるし。
カムイ能力を脅かすクラスの何かを持ってるってことになるのかな。
この超早上がりの受け継ぎは、阿知賀編における「赤土春絵」と「鷺森灼」の二人の関係と似てる。
似てるだけで、細かい部分はかなり違うのだけれど。
この回のタイトルも『継承」だし。
愛宕洋榎に負け越しているという描写があるおかげで、最強キャラとは言いづらくなってしまったけれど、相当な強キャラであることは間違いなさそう。
2015年08月07日
山も赤く染まる──!! / 咲-Saki- 第146局「絶望」感想
咲における能力は、別に麻雀だけが影響して生まれたものでなく、その人の人生そのものが影響して生まれる奇跡の力であることも多い。
ステルスモモは自らの存在感のなさを利用した力だし、悪待ちの部長は生き様そのものが影響している。他のキャラもそうなのだろう。
なので、カムイに救われる力を持った爽は、その後何度もカムイに助けられるし、麻雀でもカムイが爽を助けてくれる。(麻雀だと、意図的に召喚してるっぽいけど。あれか、カムイと仲良くなって一緒に遊んでる感覚なのか)
関連記事:園城寺怜の能力はもっと生きたいという願いから生まれた
関連記事:姉帯豊音は恐ろしくも悲しい境遇に生まれたという仮説
追記。
そう考えると、咲の嶺上開花の力=高い峰の上でも咲く力、ってのはインターハイの山の天辺でも咲く力ってことなのかなあ……と思ったりも。
目の炎が消えた。
と、なると、前回の感想(咲-Saki- 第145局「背戻」感想)でちょいと触れたように、ネリーは「目」がポイントっぽい。
「流れ」と関わりがあるというのなら、「流れ」を見ることができる能力者なのかも。
同じく前回触れたように、またしてもカメラが描写されている。
これがもしかして、あれにつながるんだとしたら、……うん。
このブログを始める前からずっと言わずに取っていた、とある考察および予測が当たっている可能性もあるのかも、と嬉しくなったり。
でも、まだ言わない。
結構大きなネタだから。
(と言っても、一定数の人はそのネタに気付いていたはず。過去指摘もされていたはず。でも、それをもう少しだけ掘り進めて、とある予測につなげている考察はまだされていないはず……)
それらが当たっていたとしても、外れていたとしても、いつかは公開はしたい。
ただし、準決勝が終わってから。
引き伸ばせるなら、決勝戦が終わってから。
そのネタが直接現れた時に言うかも。
今回のアッコロこそが、アニメ全国編で描写されたエンディング時の赤い背景と爽のシーンっぽい。
パコロカムイと赤い雲に騙されて、あれアッコロじゃなかったのかも……って言ってしまったけれど、よかったよかった。
2015年07月17日
アッコロとホヤウ!! / 咲-Saki- 第145局「背戻」感想
咲における炎エフェクトは強化&強者の証だというのに、それを両目から出すネリー強い。
そういやネリーの頭部の宝石は、三つ目のイメージ?
園城寺怜の「トリプル」のときも、三つ目のイメージがあったけれど、このイメージがそれと重ねられているのだとしたら、あの牌で嶺上開花(コメントの指摘で教えてもらったのですが、あの2ソーはフリテンツモ)というのは先を読んだ結果ということにもなりそう。
そういや、サザンアイズの新シリーズの新刊が出てた。
三つ目キャラ……ちょっといいよね。
前回の記事でちょっと触れといてよかったー。
やっぱり、嶺上開花やられた時に、マホの時のこと思い出してたんね。
関連記事:準決勝大将戦東二局のカン合戦、宮永咲の有効牌はどこへ行ったのか?
しかし、この思わせぶりなカメラの一コマは……なんだろ。
右のコマは顔を映さず、「平気だよ」って言ってたけど、実はカメラには泣いてるシーンが写ってたってこと? それとも……将来に、カメラを通して能力を見破ったり、心を見通したりする能力者、あるいは超分析能力者が見ていたってことの伏線?
以下、wikipediaより。
アッコロカムイ:アッコロカムイ(アイヌ語 at kor kamuy、紐(触手)をもつカムイ)は、アイヌ民話に伝わる巨大なタコ。
ホヤウカムイ:ホヤウカムイは、アイヌに伝わる蛇神。名前は「蛇の神」を意味する。ホヤウまたはオヤウカムイともいう。
2つともカムイの中でも結構名のしれた大物。(ゲーム関連で時々名前を見る気がする)
それ故か、咲もものすごく反応してる。
ところで、この新キャラさんは誰かいね。
個人戦の代表決定で、皆して訪れたって感じ?
キャラの視線から深読みすると、この視線の順で片思い、あるいはライバル視?
これが自然なシーンの抜き取りだとすると、爽の視線の先にも誰かいるのかな?(「久!」のシーンと同じように)
2015年06月19日
寿命の支配者!!(パコロカムイ) / 咲-Saki- 第144局「烈火」感想
獅子原爽は雲使いかつ神使い?
五色の雲とは別に、「連れてきたカムイも残り少ない」って言ってることから、正直現時点でもトップレベルのチート能力者なのが伺える。神は使うたびにいなくなっていき、雲は短時間では回復しないため、短期決戦限定だけれど、神代小蒔とか姉帯豊音クラスのヤバさ。
五色の雲は、おそらく、「黒、赤、青、白、黃」だと思う。(陰陽五行のあれ)
だけど、無能力なのに分析と対応の技能が「◎」の末原がその能力を推察して対応……。
咲の反応を見て、爽の能力発動タイミングまで見破ってるし。
しかし、末原ちゃん、現時点で無能力者の中で最強クラスなんじゃないかと思えるくらいに強い。(愛宕姉は能力者っぽいので……)
船Qクラスの分析能力を持っていてかつ、それを打ちながら使え、しかも二回戦では強者相手に負けない上がりを見せてきたんだから、本当にスキがない。
後、爽。
自分の能力を相手にかけれるなんて、えげつない……。
パコロカムイは検索すると出てくるので省略。
こんな感じでいろいろなカムイを使えるとなると、短期だとものすごい強いキャラな気が。(リーグ戦とか長期戦だと能力が消えるので弱くなる? 北海道で大会やったらまたすぐに召喚できるので強いとか?)
カムイが出るとなると、全国編エンディングの空を覆う赤いやつはアッコロカムイかな?
wikipedia:アッコロカムイ
って書いてたけれど、今回の赤い雲とパコロカムイがエンディングのやつな気がしてきた。
それらの能力&対応を超えて力を見せたのは目が若干燃えているネリー。
しかも上がり役は嶺上開花。
伊達にアニメ一期から空を飛んでたわけじゃないか。
しかし、ネリーの能力はなんなんだろうね……。
コピーだと夢乃マホがいたから違うんだろうけれど。
天江衣みたいに、次来る牌とかがわかるタイプの人なのか。
2015年05月15日
そうやで宮永咲 意図してやってる……!! / 咲-Saki- 第143局「応変」感想
まず気になったのはこの二枚。
臨海の監督と雀明華。清澄は和と優希。
単純に読んだら、ライバル校の控室を2つ。
深く読んだら、来年の臨海の控室。(和は東京転校、優希は引き抜き)
ここまで構図を対比させるのって、意図があることかもしれないし。
(明確に対比させる意図がなければ、普通は違う角度からの描写にする)
優希の引き抜きの可能性はすくないかもだけど、和の東京転校はありうるのかも。
次に気になったのがこの構図。
咲の視線は不明。
ネリーと爽は咲をマーク。
だけど、末原は爽をマークしていると推察される。
(小林立さん、こういうワンカットで暗に説明するの好きそうだし)
あと、スポットライトの動線が爽と咲にばっかりというのは誰にもわからない何かの暗喩?
いや、末原向けもひとつあるか。
でも、こういうところで自然に遊ぶ人は少ないし、背景はアシスタントだろうから流石にそれはないか……。(漫画のピンポンとかはすごい対比が山盛りだったりする)
キャプテンの打ち方の応用。
しかし、ここまで読んで、しかも実践できるのはすごい。
阿知賀の赤土監督みたいに細かい分析力。しかも精神力が強いってのはやっぱりものすごいプレイヤーなんじゃ。
なお、相手の視線移動から牌を読むのは実戦だと結構皆やってる。
ちょくちょくわかるのは、単騎待ちの単騎選択で、字牌を探すために場を見るとき。
迷ってから、少し場を見た後、3枚切れの字牌を切ってきたりしたら、七対子でもやってんのかいな、と思ったりする。あと、リャンカンの選択で場を見て、残り少ない方を落とすケースとか。(リャンカンというのは、357とか、2つのカンチャンが連続している形。テンパイした時どちらかを切るんだけれど、その選択は役がらみでないと場を見て決めることも多い)
あと、基本的に顔をあまり上げないプレイヤーが、テンパイした瞬間、場を見だすとか。字牌の対子があったら場を見出すとか。(ロンやポンをすぐに言えるように)
ネリーのこういう顔好き。
咲って基本的に性格のいい人が基本で、悪いことを自覚して悪さを選んでるキャラって少ないので目立つ。
(ただし、ネリーも最終的にはいい人だと思われる。咲は基本的に優しい世界)
ああ、そっか。
開始前の視線の向きの構図がここで変わって、爽とネリーが末原をちゃんと見出す、という意味もあるのかこのコマ。